アフリカの布 2023年8月20日

アフリカの布

雑貨屋なのに飲食物やらワークショップやらのノートが続きまして「一体何の店なの?」というお声も頂きますが「既存にない存在が目的なんです」な猛暑の日々を、お陰様でノラリクラリ健康に乗りこなしております。ぷらぱけです。

そんな当店は、ハイセンスなお客さまが以前から贔屓にくださっており何とかやっていけております。感謝感謝です。
中でも最上級オサレ様は、ご所望のモン族生地の買い付けを無理承知でオーダーくださるとか(笑)
結局、それなりにご希望叶えて差し上げられたので頑張りましたし、大変勉強になりました。

一点モノや手作りのモノが多いと、どうしてもワザワザ来店くださるお客さまが主体となります。
そういう流れで「バッグに仕上がっていない、生地の状態が欲しい」という本性剥き出しのご要望を預かるようになって、扱うようになって久しいのがアフリカの布です。

  • アフリカの布
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ご覧の通り、アフリカといっても大陸ですから、地域によって呼び方やデザインテイストが異なるようです。
足や手、太鼓やマラカス、ビール瓶やカセットテープ、鶏や赤ちゃんなど、具体的な絵柄が目立つタイプから、幾何学模様タイプまで様々です。
中には和柄や北欧柄といった文化の境目超えてくるデザインも多多ありました。

そもそも当店が扱っていたアフリカ布のバッグは、西アフリカのマリにある生地(パーニュ)の現地縫製学校で加工した製品(少し売上が縫製学校にまわるシステムのようです)と、東アフリカのケニアの生地(キテンゲ)を大阪で縫製した製品が主流でした。

その生地をとなると、西アフリカのパーニュしか入荷できず、当店でアフリカ布として並んでいるのはパーニュです。

原則2ヤード(幅115cm×180cm目安)単位での切り売りで、マリの生地は2ヤード¥3,300(税込)、コートジボワールの生地で2ヤード¥5,500(税込)です。

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生地を仕入れる前に、手始めにスタッフが購入してスカートを作ってみまして、かなり自他ともに気に入った感想が多かったため、今や再入荷を怠らない商品となっております。

基本が臈纈染(ろうけつぞめ)で、蝋で防染しながらデザインを染めた生地になりますため、バッグも生地も色落ち移りは否めません。
バッグは白モノをお召しのタイミングで汗のでる時期や雨期の扱い注意ですし、生地の使い初めは必ず予洗して生地均しをお願いします。

そう聞くと取り扱い面倒そうとヒケ越しになりがちですが、わたくし、丸々した姿の年から少し夏やせした年を経て、今でも愛用しているスカートです。
検索して拾えるゴムスカートのレシピで作りましたが、柄がゴチャゴチャしているので些細な汚れや汗シミも目立たずラクに使えます!
色移り問題においては、我々が使った生地については数回別洗いした後、色移りもなく、既に普段の洗濯モノと一緒に洗っています。

  • アフリカの布
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スカートを褒められて調子にのって、店主のパンツを作ってみました。
大手日本メーカーのステテコをバラして作成した型紙でです。XLサイズです。

左写真の一作目ウエストは以前代官山にアトリエを構えていらしたトートバッグ屋さんのshibafさんからいただいたハギレを使って。
(当店オリジナルフェルトコースターの羊の耳はshibafさんのハギレを主に再利用させていただいています)

アフリカ関連のお仕事をされていたお客さまが来店くださることも多いのですが、スカートやステテコもといパンツを手作りしていると伝えると「援助になるからという販促ではなく、素直にアフリカ布の魅力だけ販促くださって嬉しい」というお言葉を預かり泣けることも!

関心深いお客さまとお見受けすると、すかさず「私も手作りしてます」とアピールして数年。
「先日購入した布で作ったスカート着てきました!手縫いで!」というお客様や、「バッグやパンツに仕立てますよ」というベテランまで登場して、めちゃくちゃ嬉しい展開になっております。

  • アフリカの布
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実は、パンツ第二作目については、ミシンが壊れたので店番しながら可能な手縫いで仕上げております。
この6月からチョイチョイご来店の関心ありそうなお客さまには過程を見せてモチベーション保ちながら、ギリギリ8月店主誕生日に完成間に合いました(汗

しかしフル手縫いは、狂気を感じるところもありまして私自身怖いギフトだなと感じておりましたが、可愛くできたと満足感もマックスな複雑な心境(汗
よく気にせず試着して「丁度良いね!気に入ったけどポケット付けて」と普通に追加オーダーしてくる図々しさに、少しホッとして手縫いならではの後付けポケットを付けまして納品となりました。

  • アフリカの布
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モノトーンや同色テクスチャ違いとかも美しいですけど、着ている方の美しさを反映するなら色々な色柄の服飾もあっていいよねと感じる昨今。

服は難しくてもバッグ、ないしは、自宅のテレビ台カバーとか室内仕切りカーテンとかのインテリアに、生命力溢れたデザインだったり、ちょっとない配色だったりといったアフリカの布をお求めくださるファンはずぅーとおります。

「こないだ大手布屋で手をうってしまった!こっちの布がよかった!ぷらぱけに布あったんだ!」というお客さまもおりまして、そうなんです。売りにくいのでアピールしていませんでしたがあります。

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売りにくい?
ほら、だって、原則が長身の全身に纏う前提のデザインですから。
スカートにするなら良いけれど、小さなバッグにするなら大柄のデザインが途中でカットされて何だか分からなくなるといった、用途を選ぶデザインの生地が多いのですよ。

こちらなんかドラムとマラカス。ハサミ。ほかにビール瓶や木の根っこの絵柄もありました。
こういうデザインは日本の生地屋さんで出会えることが難しい魅力ですけれど、何に仕立てるかでオススメできなくなるデザインでもあるのです。

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そしてホラ「可愛い法螺貝?」とか言って気軽に購入したら痛い目にあいますよ。広げると貝の渦巻きデザインです!

どこまでも先入観を覆してくれる自由な生地の魅力を是非楽しんでくださる方々にお届けしたいという一心で、ご来店難しくても詳細見て相談しないと買えないよーという対策にLINEでテレフォンショッピングもお受けいたします!ぷらぱけです!!
ご来店可能な方は実物お手にとって、難しい方はお気軽にお問い合わせください。